2015年6月30日火曜日

靴屋にて・お客さんからいただきもの


めったにないことなのですが
先日靴屋でお客さんから
素敵ないただきものをしました。

お母さまお手製のアクリルたわし。


「靴磨きにお使いください」のPOPをつくって置きました


先日カカト修理の靴をお預かりした際に
あんまりにもピカピカしていたので
「こんなにキレイに履いていただいて!」
と申し上げたことから…

といういきさつその他は
靴屋のブログ(コチラ)に載せさせていただいたのですが
このたび私がひそかに心に沁み入ったのは
コレをたくさんたくさん作っている
お母さまのお姿。

もちろん想像ですが…

お客さんと私はざっくりいって同年代なので
実家でいろいろな紙を張り合わせたりたたんだりする
我が母の姿とすんなり重なります。

そんなにたくさん作ってどうするの?
っていうくらい、
きっと、もうたくさんあるのに
まだまだ作られているのじゃないかな。

でも、ある意味純粋な「作るよろこび」
それに「作ってあげるよろこび」。
そして私は「もらうよろこび」が吹き出てしまいました。



よーし
どんどん、使うぞ!



pantaya















2015年6月20日土曜日

靴屋にて・中学生のときから外反母趾でした


今ではかなり長〜い散歩も楽しめる「足」になりました!(いつもの暗渠です)
今ではかなり長〜い散歩も楽しめる「足」になりました!(いつもの暗渠です)


いつも不思議に思うのですが、日によって
お客さんの傾向が(うっすらとですが)あります。

たとえば
・細足の人が多い日・逆にボリューム満点の人が多い日
・小さい足の人が多い日・逆に大きなサイズの人が多い日
というように

まるで、本日は○○の方ご優待!とでもなっているかのごとく、
そんな方ばかりが続いてご来店、ということがあるのです。


外反母趾という方は開帳足、膝痛や股関節痛と同じくいつも多いのですが、今週のある日。
「中学生のときにはすでに外反母趾でした」という方が、3名ほど続きました。
中学生ですでになっていた、ということは、
まだヒールパンプスなどを履く年齢でなかったのになっていたということ。

その他にも、足の骨格が細めで肉付きが薄い(手もおなじく)ことや、
ご家族にも外反母趾の人が(男性でも)複数いることなど、私とも共通する事項がいくつか。
話せば話すほど、どんどん出てきます。

どんな靴もゆるくて、痛くて、たいへんだった。
ご家族がだいたいみんな同じような体型、体質。
なので、子供のころはこれが普通だと思っていたけど、違ってた。…などなど。

わかるわかる、わかります。



足の長さ、かたちに合った靴を選ぶことはもちろん、
足裏を適度に支えられるインソールも重要。

そしてただでさえ崩れやすい骨格をしっかり支えるためには
靴やインソールに頼り切るのではなく<自分の>筋力をつけることや、
骨格を保つバランス(=姿勢や身体の使い方)にも気を付けたほうがいいのです。

靴を売る場所ではあっても、靴を有効に使っていただくためには
こういう話もいたします。

むずかしい条件が多くなるので、
なかなかデザイン優先で選ぶことができないのがもどかしいところではありますが…
身体の条件の重要性を理解したうえで、それに沿った靴選びをはじめる。

この順番は、納得のうえで守っていけるようにと思っています。


pantaya










2015年6月19日金曜日

かえる倶楽部:足へのきもち確認

夕焼けが鮮やかでした

先月は「おたがいの足に触れ合う」ということをして、これは今後も続けてみたいなと思ったのでしたが・・・今月はそれをしませんでした。

なぜかというと、先月の参加者はベテランさん。今月ははじめての方と、二度めの方。まずは自分の足と向き合う時間をしっかりとって、それから「おたがい」になったほうがしっくりくるような気がしたからです。


自分の足に触れるとき、どんなきもちでしょうか。

よーく洗ってからじゃないと触りたくない、とか
なかなかいうこと聴いてくれない(動いてくれない)やつ、とか
もっと細かったらいいのに、とか。

どうもネガティブなのばかり↑なのは、やっぱり私自身が足に対してはずっと超ネガティブに思ってきていたからかも、、、ですが、それにしてもみんな、なにかしらの(たいていあまりよくない)感情がありますよね。

足だけでなくて、身体全体に対してだったら、もっともっと、いろんなきもちが湧き出てくるものではないでしょうか。


まずは自分の身体に触れてみて
ふだん意識していなかった感情に気づいてみるのも
元気をとりもどす第一歩。

今回はそんなことが
隠れテーマになっていたように思いました。


・・・・・・・

かえる倶楽部 <7月の予定>

●7/12(日)16:15〜17:45
高井戸地区センター3F/第3集会室
●7/15(水)16:15〜17:45
高井戸地区センター3F/第3集会室


かえる倶楽部 <8月の予定>

●8/5(水)16:15〜17:45
高井戸地区センター3F/第3集会室
●8/9(日)16:15〜17:45
高井戸地区センター3F/第3集会室

・・・・・・・

詳しくはコチラ↓をご覧下さい。
かえる倶楽部のお知らせ








2015年6月10日水曜日

靴屋にて・合う靴がみつからない



私がシューフィッティングをしている靴屋は
「足とからだにやさしい靴」を紹介しています。

店頭のパネルには「痛いよ〜」と涙を流している足の絵があるので、
通りがかりでもひと目でそういうところだとわかります。

なのでお客さまの大半は「足によい靴」を期待していらっしゃいます。
足によくなくてもいいからオシャレな靴でなくちゃダメというかたは、
だから、最初からほとんど入っていらっしゃいません。

でも、だからといって
「オシャレは完全にあきらめる!」とまで決意しているかたも、
あまりいらっしゃいません。


愛用している足によいサンダル。心おきなく歩けます(°∀°)


つまり人それぞれな具合で、健康とオシャレのバランスを、
取れるものならばできるだけうまく取りたい。
健康靴を探しに来るという行為はそんな気持ちの現れだし、
そんな需要があるからこそ、こういう靴の専門店が存在するわけです。

そんなお客さまからよく聞かれるのが
「ほんっとに合う靴がないの」というコトバです。

「こんな足」だから合うものがない。
「こんな足」でも履ける靴っていったら「あんな靴」しかないって言われた。
みなそれぞれに傷ついたり、卑屈になったり。

ただやみくもに合ったサイズや形のものをみつけようとする前に、
まずはそういう気持ちの状態を汲み取るところから
シューフィッティングは始まります。


pantaya